金価格が１４日の取引で、史上初めて１オンス＝３０００ドルを突破した。トランプ米大統領の関税措置に起因する経済不確実性を背景に、安全資産である金への買いは歴史的な水準にまで膨張している。

【ニューヨーク＝小林泰裕】１３日のニューヨーク市場で、金の先物価格（中心限月）が史上初めて１トロイ・オンスあたり３０００ドル（約３１グラムあたり約４４万円）を超えた。トランプ米大統領の関税政策による景気減速への懸念などを背景に、この１年で約４割高騰した。「安全資産」として知られる金の高騰は、投資家の先行きへの不安を反映している。

【ニューヨーク共同】１４日のニューヨーク商品取引所の金先物相場は４日続伸し、取引の中心となる４月渡しが前日比９・８０ドル高の１オンス＝３００１・１０ドルで取引を終えた。中心限月の終値として初めて３０００ドルを超えた。 トランプ米政権による関税強化で貿易戦争が激化し、世界経済が減速するとの懸念から、安全資産とされる金に資金を避難させる動きが続いた。 「ゆめかなえ」純米吟醸酒発売 小泉酒造合資会社（富