［ベルリン２４日 ロイター］ - ドイツ次期首相就任が確実視されるフリードリヒ・メルツ氏は、長期間維持されてきた政府の財政規律を緩める決断を下し、国際的に高く評価されるものの、国内では政治的反発の広がりに直面している。

2月に実施されたドイツ連邦議会（下院）の総選挙で、中道右派の野党統一会派「キリスト教民主・社会同盟（CDU・CSU）」の勝利に終わり、キリスト教民主同盟（CDU）代表のメルツ氏が組閣準備を進めている。

ドイツの次期首相への就任が見込まれるキリスト教民主・社会同盟（ＣＤＵ・ＣＳＵ）を率いるＣＤＵのメルツ党首は１４日、財政拡張案を巡り環境政党「緑の党」の同意を得たと発表した。これにより、債務抑制を定める憲法の改正に必要な３分の２の賛成多数をわずかに上回 ...

CDU所属のベテラン政治家であるフォンデアライエンは、昨年12月に欧州委員長として2期目の新体制に入り、権力は盤石だ。ドイツ政界で師と仰いだメルケル元首相の政敵だったメルツとは緊張関係にありそうだが、取りあえず敵対してはいない。

ドイツ連邦議会（下院）選挙が23日投開票され、公共放送ZDFの予測によると、最大野党の保守連合キリスト教民主・社会同盟（CDU・CSU）が得票率28．5％で、第1党となる見通し。写真はメルツCDU党首（右）とゼーダーCSU党首。

ブルームバーグがまとめた世論調査の平均値によると、18日までの7日間で、首位のCDU・CSUの支持率は32.3％と、前週の33.0％からやや後退した。

ドイツの写真ニュース雑誌「シュテルン(Stern)」は2025年03月14日に、CDU/CSUおよびSPDとの緑の党の合意で、財政支援策は3分の2 ...

ドイツ連邦議会（下院）で１８日、政府債務の制限を緩和する憲法改正案が可決され、国防費の大幅な拡大が可能になった。制限緩和の動きは、次期首相への就任を確実にしている中道右派「キリスト教民主・社会同盟（ＣＤＵ・ＣＳＵ）」のメルツ党首が主導してきた。

ドイツで実施された連邦議会選挙において、中道右派のキリスト教民主同盟（CDU）とキリスト教社会同盟（CSU）の連合 ...

2月23日にドイツ総選挙が実施された。28.6％の票を得た「キリスト教民主・社会同盟（CDU・CSU）」が4年ぶりに政権に復帰することが確実となったが、単独過半数に届いておらず、連立相手の獲得が不可欠な状況だ。

【ベルリン共同】2月のドイツ連邦議会（下院）選挙で第1党になった保守、キリスト教民主・社会同盟（CDU・CSU）は13日、第3党のショルツ首相の中道左派、社会民主党（SPD）と連立政権樹立に向けた正式交渉を始めた。次期首相就任が確実視されるCDUのメ ...