気づけば東京の一等地が外国資本の手に…アクティビストが大企業に迫る不動産分離と、今静かに進む“日本占領”
日本の大企業の多くは都心部に優良な不動産を多数抱えてきた。時代の変化に伴って大企業にとっての事業環境も変わり、本業の収益だけで稼ぐのが厳しい時代を迎えても、自社が抱える不動産を活用して不動産収入を得ることによって、本業の減退を補っているケースは多い。 古くは繊維業。戦前は日本の代表的な産業のひとつだった繊維業は、アジア諸国などの攻勢によって衰退。今では多くの会社が自社のあった都心部の本社ビルや郊外