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絶滅危惧種のクロツラヘラサギを初め、干潟を好む多様な水鳥の飛来地として全国から野鳥愛好家が集まる。6月中旬は校外学習に来た都内の中学生や、潮干狩りを楽しむ親子連れでにぎわっていた。
新しいテクノロジーを使って、記録が残っていない記憶を、目に見えるかたちにできないか――。そんな思いから始まった、生成AIで「合成記憶」をうみだすプロジェクトがスペイン・バルセロナで進んでいます。参加者を訪ねると、できあがった「合成記憶 ...
テクノロジーの進化で、記憶や記録のかたちが変わる中、私たちは、どのようにして記憶のバトンを引き受け、未来につないでいくのか――。「記憶のエチカ」などの著書があり、戦争責任や歴史認識の問題にも詳しい哲学者で東京大学名誉教授の高橋哲哉さん ...
大切な記憶や記録をどうしたら未来に残すことができるのか。より多く、よりリアルに記憶を伝えようと、記録をめぐる技術は変化を続けてきました。北極圏の地下では、大切な記録を「2000年先へ残す」とする取り組みも始まっています。
発効から今年で50年になるラムサール条約。その第15回締約国会議(COP15)が7月にジンバブエで開かれた。なぜ湿地は重要なのか。条約が果たしてきた役割は何なのか。ラムサール条約事務局長のムソンダ・ムンバ氏(52)に聞いた。
ある日義母から、夫のヨハネスがかつて熱心なナチス信奉者だったことを聞かされる。ヨハネスは戦中、捕虜として連行されたソ連で共産主義に転向、工学博士の学位と学識を武器に、過去をひた隠しにして戦後東ドイツで出世を重ねていた。夫に愛情は感じないものの、広い住 ...
大切な思い出や、重大なできごとを後世に伝えるため、私たちは「記憶」を、文書や絵、写真、映像などの「記録」のかたちにして残してきた。より多く、より長く、より鮮明に残そうと、テクノロジーの進化も続く。表裏の関係ともいえる記憶と記録――。残す先にある未来を信じて、向き合う人びとを訪ねた。
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気候変動の影響で洪水被害が増えるなか、暴れる川とどう付き合っていけばいいのか。国土の3分の1が海抜0メートル以下にある湿地の国、オランダは川を堤防などで閉じ込めず、むしろ流れるための土地を「川に返す」取り組みを進めている。
よみがえった湖は、人々のくらしに活気と変化を吹き込んだ。インドの東海岸、オリッサ州にあるチリカ湖では、25年前の再生事業を機に湖の生態系が回復、今も地域に恵みをもたらしている。
日本列島がすっぽり入る大きさのインドネシア・スマトラ島は、広大な泥炭地を抱え、熱帯雨林に生息する希少な動物もいる。世界最大のパーム油生産国でもあるこの地では、生活の糧を求めて農家がアブラヤシ栽培のために湿地を開発し、それが温室効果ガス ...
「災害はこちらから呼んで来るものではなく、向こうから突然来るもの。被災者と接するうちに、死者との関係性を置き去りにしたままでは震災を記録できないのではないかと考えるようになった」。関西学院大の金菱清教授 (45)はそう説明する。1995年に阪神・淡路大震災を経験し、「強い印象 ...
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