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クボタは、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が実施する2025年度「ロジスティクス大賞」で、社会性特別賞に選ばれた。同社が主導した東京港でのオフピーク輸送トライアルが、民間企業同士の連携で輸送時間帯の平準化とドライバー負荷の軽減を実現しようとした先駆的取り組みであるとして、高く評価された。この輸送トライアルでは、東京港の混雑を回避する夜間輸送や午前中の搬出入へのシフトにより、待機時… 続き ...
新潟県、新潟市、聖籠町などは9月2日、東京都内で「新潟港セミナー2025」を開催する。新潟港の最新の貨物動向やインセンティブ制度などを紹介。双日ジェクト、日本通運が新潟港の活用事例をそれぞれ発表する。セミナーはホテル椿山荘東京(東京都文京区)で行われ、2部構成。第1部のセミナー(午後3時半―4時50分)では、新潟県が港の概要を、新潟国際貿易ターミナルがコンテナターミナルや冬季の除雪対策など… ...
独ハパックロイド傘下で港湾運営を担うハンゼアティック・グローバル・ターミナルズ(HGT)は1日、同日付で南米地域を統括する新会社を発足させたと発表した。チリ・サンティアゴに初の地域本部を構え、南北米州地域のハブ機能を担う。HGTにとって地域拠点の設置とブランド展開は初の試み。新会社の名称は、「ハンゼアティック・グローバル・ターミナルズ・ラテンアメリカ(HGTラテンアメリカ)」。傘下に港湾業… ...
中国交通運輸部がまとめた2025年上半期(1―6月)の中国全港湾コンテナ取扱量は、前年同期比7%増の1億7298万TEUとなった。沿海部は7%増の1億5227万TEU、内河港は5%増の2072万TEUだった。上半期の外貿貨物量は2%増の27億3813万トン。内訳は沿海部が2%増の24億5711万トン、内河港が4%増の2億8102万トン。港別のコンテナ取扱量は、1位上海は6%増の270… ...
バイオ燃料の製造・販売を手掛ける日本植物燃料(NBF社)が取り組む、モザンビークでのジャトロファ(落葉低木)由来のバイオ燃料サプライチェーン(SC)構築事業化調査(FS)への共同参画を決めた栗林商船。共同参画を通じ、自社グループ運航船でのバイオ燃料の安定的な確保を図る。内航海運業界全体でのバイオ燃料の普及に向けた機運醸成の役割を果たすことも目指す。モザンビークの農業などの産業振興への貢献という視… ...
近鉄エクスプレスの7月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比10%増の1万2329トンと2カ月連続で前年同月を上回った。半導体関連の好調で台湾などアジア向けが伸長。自動車のスポットで米州向けもプラスだった。7月の輸出航空混載重量を方面別で見ると、TC1(米州)が11%増の2133トン、TC2(欧州)が24%減の1057トン、TC3(アジア)が15%増の9138トン。TC1は2カ月連続… 続きはログ ...
デンマーク海運大手のマースクは7日、2025年4―6月期の決算を発表した。純利益は前年同期比23%減の6億3900万ドル(約940億円)。主力の海運事業では輸送量の増加が続いたものの、運賃の下落に加え、前年同期に利益を押し上げた船舶・コンテナの売却益が剥落し、EBIT(利払い・税引き前利益)は半減した。一方で、北米以外の市場で需要が想定以上に底堅く推移していることから、通期の業績見通しは上方修正… ...
中国民営造船大手の揚子江船業グループが6日発表した2025年1―6月の新造船受注実績は前年同期比9割減の5億3700万ドル(約789億円)だった。受注隻数は14隻(前年同期は79隻)。米国の対中関税や中国建造船に対する入港料制度などの中国リスクへの警戒感がマイナスに響いた。同社は通年の受注目標60億ドルを掲げており、下期(7―12月)に積極的な受注活動を展開する可能性がある。受注船種の内訳… ...
清水港を拠点に事業を展開する天野回漕店。創業から200年を超える歴史ある物流会社の社長として今年2月に就任した茂津目敦氏は、新規顧客の開拓や倉庫への投資に意欲を示す。また質の高いサービスを提供するため、働きがいのある職場づくりにも力を入れる方針だ。(聞き手 神農達也)■人材育成・DX推進 ――社長として改めて抱負を。「当社はサービス業であり、まずは感謝の気持ちを持って何事に… ...
米トランプ政権は8月29日から、小口貨物の関税免税措置「デミニミスルール」を撤廃する。中国に対する5月からの適用停止を継続するとともに、これまで保留となっていたメキシコやカナダを含む全世界に対象を拡大する。デミニミスルールの撤廃が決まったことで、航空貨物の大動脈である米中路線の越境EC(電子商取引)への影響は避けられない見通しだ。米トランプ大統領は7月30日、デミニミスルールを撤廃する大統… 続き ...
米青果販売大手のフレッシュ・デル・モンテ・プロデュース(以下デルモンテ)は5日、フィリピンのダバオから日本と韓国向けに輸出されるバナナやパイナップルの輸送手段を、在来船によるばら積み方式から定温コンテナ輸送に移行すると発表した。仏CMA―CGMグループのコンテナ輸送サービスを利用する。定温コンテナ輸送への切り替えで青果輸送の温度管理品質を高める。CMA―CGMグループが運航する2航路で定温… 続き ...
横浜市港湾局は7日、国際港湾協会(IAPH)が開催する「IAPH2025サステナビリティー・アワード」の気候変動とエネルギー部門で、横浜港がファイナリストに選出されたと発表した。同アワードは世界中の港湾からプロジェクトを募集し、優れた案件を選出する。市は同アワードに対して横浜港港湾脱炭素化推進計画を題材に、カーボンニュートラルポート(CNP)形成に向けた官民連携の取り組みを紹介した。同アワ… ...