冒頭でも触れたマディソンは、実は“新人俳優”というわけではない。2013年デビューと芸歴は意外と長く、コメディアンのルイ・C・Kやプライムタイム・エミー賞受賞歴のあるパメラ・アドロン製作のドラマ『Better ...
2025年の米アカデミー賞は、社会全体が抱えている問題を描いた作品群が各部門を受賞した。作品賞、監督賞、主演女優賞、編集賞、脚本賞を受賞した「アノーラ」は、ストリップダンサーという職業的マイノリティへの偏見と格差社会を描いており、インディー ...
本作は、『ウィッチ』『ライトハウス』『ノースマン 導かれし復讐者』のロバート・エガース監督が、幼少期に夢中になったF・W・ムルナウ監督のサイレント映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922年)に独自の視点を入れ創り上げた渾身の新作映画。
ショーン・ベイカー監督の視点。それは、前作『フロリダ・プロジェクト』では6歳の少女の視点。本作ではアノーラとイゴールの視点。二つの視点に共通するのは貧困だ。視点の向こう側は、『フロリダ・プロジェクト』では、資本主義の象徴「ディズニー・ワールド」。本作 ...
第97回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の最多5部門受賞を果たした『ANORA ...
「ANORA アノーラ」で第97回米アカデミー賞作品賞などを受賞したショーン・ベイカー監督(手前)や出演者ら=3月2日、米ハリウッド(ロイター=共同) 「映画の祭典」といえば、カンヌやベネチアなどの国際映画祭と米アカデミー賞が有名だ。どち ...
アカデミー賞5部門(作品賞、編集賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞)を制覇した話題作『ANORA ...
『ユーフォリア/EUPHORIA』のネイト役や映画『プリシラ』のエルヴィス・プレスリー役で知られるジェイコブ・エロルディが主演を務め、『メンタリスト』のサイモン・ベイカーや『TOKYO VICE』の笠松将らが出演する新シリーズ『The ...
その後に訪れる、自分の人生のための奮闘を描く現代のアンチ・シンデレラストーリー。 監督のショーン・ベイカーは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』と『スクリーム』(2022)を見てマイキー・マディソンをアニー役に起用し、ほぼ ...
第97回アカデミー賞は、ハリウッドの映画産業が直面している転換点を象徴する結果となった。ショーン・ベイカー監督の『ANORA アノーラ』(公開中)は、作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、主演女優賞の5部門を制覇。なかでも注目すべきは、ベイカー監督個人が脚本、監督、編集、製作の4部門を獲得するという前代未聞の記録を打ち立てたことだ。
世界の映画産業の中心地である米ハリウッドの象徴的な存在「アカデミー賞」。第97回となる今年の授賞式が、現地時間3月2日(日本時間3日午前)に開催された。作品賞に輝いたのは、ショーン・ベイカー監督の『ANORA アノーラ』(公開中)。監督賞、脚本賞、編集賞、そして主演のマイキー・マディソンが主演女 ...