【中部】名古屋四日市国際港湾会社などは5月21日と6月5日の2日間、岐阜県内企業向けに貿易セミナー・名古屋港視察会を開いた。名古屋港を利用する荷主など41社61人が参加し、同港に対する知識を深めた。参加者は港務艇「ぽーとおぶなごや2」（158総トン）に乗船。飛島埠頭・鍋田埠頭のコンテナターミナル（CT）や完成自動車の積み出し基地などを中心に、1時間半のコースで海上から名古屋港を視察した。… ...

英調査会社ドゥルーリーが16日に公表したアジア域内コンテナ運賃指数（IACI）によると、アジア域内の平均運賃は1FEU（40フィートコンテナ）当たり707ドルとなり、前回調査（5月30日時点）から8%上昇した。航路別で変動幅にばらつきがあるものの、上海―ジャワハルラール・ネルーでは、前回比433ドル、前月同期比では670ドルの大幅な上昇を記録している。こうした背景には、米中関税合意を受けた… ...

商船三井さんふらわあは18日、同社が所有・運航するフェリー「さんふらわあ　ごーるど」が14日に発生した火災事故以降、運航を見合わせていたが、運航再開が認められたと発表した。九州運輸局の指導の下、安全が確認され、18日に運航再開が認められた。出火原因は、火災発生直前に火元となった部屋に電気を供給する回路で異常を示す警報が発せられ、この回路を通じて電気を受ける室内の空調設備から発煙・発火が確認… ...

常石造船は16日、従業員の待遇改善を目的とした人事制度の改定を実施したと発表した。2028年までの中期経営計画方針内の5戦略の一つ「人材開発」に基づく。この改正で給与水準の大幅な引き上げと、家族手当、出産補助を拡充する。具体的には、高専専攻科卒を含む大卒の初任給を28万円に改定した。子育て世代の支援策として、健康保険法上の被扶養者である満22歳までの子どもに対する家族手当を、従来の1人当た… ...

成田国際空港会社（NAA）は12日、滑走路の延伸・新設などを含む「更なる機能強化」と新旅客ターミナルの整備や貨物施設の集約などを含む「『新しい成田空港』構想」の総称が「成田空港第2の開港プロジェクト」に決定したと発表した。NAAは4月18日―5月23日にかけて成田空港のビッグプロジェクトの総称について公募を実施。合計379点の応募があった。新名称は既存名称である「更なる機能強化」と「『新し… ...

米国の関税政策が世界のコンテナ輸送に影響を及ぼす中、アジア域内航路でも市場の先行きに対する警戒感が強まっている。現時点では日本を発着するアジア域内航路で、関税措置による荷動きや運賃の大幅な変動は確認されていないが、旺盛な需要と高収益が見込まれる長距離航路へと本船転配が進む中、供給の逼迫（ひっぱく）や港湾混雑によるスペース制約への懸念が高まっている。実際に中国発では運賃上昇の兆しも見られ、日本発でも ...

国際物流の支出管理サービスを提供するPortX（ポートエックス、石田寛成社長）は17日、荷主企業を対象に本船ブッキング業務を自動化する「ブッキングAIエージェント」の試用版の提供を始めたと発表した。AI（人工知能）エージェントとのチャットのやりとりを ...

内航大型船輸送海運組合は16日、通常総会後に正副会長会見を開いた。加藤由起夫会長（北星海運社長）は「暫定措置事業が終了し、われわれは物流の政策集団、シンクタンクとして活動していく。当組合の組合員はわが国物流の重要な担い手として期待されていると自覚して ...

ホルムズ海峡東側オマーン沖で現地時間16日午後9時ごろ、VLCC（大型原油タンカー）「FRONT　EAGLE」（リベリア船籍、約29万重量トン、2020年建造）とスエズマックス「ADALYNN」（アンティグアバーブーダ船籍、約16万重量トン、02年建 ...

ノルウェー船社ホーグオートライナーズは18日に御前崎港（静岡県御前崎市）で、環境に配慮した次世代型自動車船〝オーロラクラス〟の5番船「HOEGH ...

英海軍の関連機関であるUKMTO（英国海事貿易オペレーション）は16日、イスラエルとイランの対立激化に関連して、アラビア湾内やホルムズ海峡周辺を航行する船舶に対する電子妨害の増加が確認されていると注意喚起した。

日本冷蔵倉庫協会は先週、改正物効法（物流効率化法）の運用と解説書について、国土交通省物流・自動車局に要望書を提出したと発表した。同法ではドライバーの荷待ち・荷役時間の短縮と積載効率の向上を目指しているが、海上コンテナとばら積みトレーラーでは荷役時間が改正物効法の目標よりも長くかからざるを得ない特殊事情の考慮を求めた。冷蔵倉庫の扱う冷凍食品などはかさ高で積載効率が低下しやすくなるため、海上コ… ...