Nuacht

米国の関税政策が世界のコンテナ輸送に影響を及ぼす中、アジア域内航路でも市場の先行きに対する警戒感が強まっている。現時点では日本を発着するアジア域内航路で、関税措置による荷動きや運賃の大幅な変動は確認されていないが、旺盛な需要と高収益が見込まれる長距離航路へと本船転配が進む中、供給の逼迫(ひっぱく)や港湾混雑によるスペース制約への懸念が高まっている。実際に中国発では運賃上昇の兆しも見られ、日本発でも ...
国際物流の支出管理サービスを提供するPortX(ポートエックス、石田寛成社長)は17日、荷主企業を対象に本船ブッキング業務を自動化する「ブッキングAIエージェント」の試用版の提供を始めたと発表した。AI(人工知能)エージェントとのチャットのやりとりを ...
ノルウェー船社ホーグオートライナーズは18日に御前崎港(静岡県御前崎市)で、環境に配慮した次世代型自動車船〝オーロラクラス〟の5番船「HOEGH ...
清水港振興会(会長=難波喬司・静岡市長)は5日、2025年度定期総会を開き、事業計画や予算などを承認した。今年度も清水港の整備促進の運動に力を入れ、市や関係団体と連携した予算要望活動を積極的に進める。24年度は、国に防波堤改良の推進や物流機能を確保するための施設老朽化・浸水対策の促進、新興津埠頭岸壁延伸、人工海浜の整備促進によるにぎわい創出などを要望した。調査・研究では新潟港を視察し、関係… ...
香港のCKハチソン・ホールディングス(HD)による港湾資産売却を巡り、中国国有の海運大手COSCOが、売却先コンソーシアムへの参加に向けて協議を進めている模様だ。米ブルームバーグが関係筋の話として報じたもので、パナマ運河両端の港湾ターミナルを含む案件に対し、中国政府が抱く懸念を和らげる狙いがあるとみられている。CKハチソンは今年3月、傘下のパナマ・ポーツ・カンパニー(PPC)を含む海外のコ… ...
新潟国際貿易ターミナルは16日、株主総会および取締役会を開き、同日付で南波秀憲氏(リンコーコーポレーション会長、写真)の社長就任を決めた。青山正裕前社長は同日付で退任した。なんば・ひでのり 77(昭和52)年、専修大文卒、新潟臨港海陸運送(現リンコーコーポレーション)入社。15年代表取締役社長運輸本部長、16年代表取締役社長社長執行役員、22年取締役会長。70歳。… 続きはログインしてください。
近鉄エクスプレス(KWE)は17日、韓国現地法人、近鉄ワールドエクスプレス〈韓国〉(KWE韓国)が今年5月、仁川空港物流センターで医療機器の品質マネジメントシステム国際規格「ISO13485」認証を取得したと発表した。同認証取得はグループとして、シンガポール、日本、中国、インド、ベトナムに続き6拠点目となる。KWE韓国は輸送や保管、通関、包装、流通までを一貫して提供しており、カスタマイズさ… ...
東京都港湾振興協会は16日、東京都内で通常総会と理事会を開き、2024年度の事業報告や収支決算などについて審議し承認した。役員の改選が行われ、丸山英聡会長が退任し、水島健二氏が新会長に就任。また、桜田治氏に代わり安部規雄氏が副会長、小宮三夫氏に代わり大野克明氏が専務理事にそれぞれ就任した。総会後の懇親会であいさつした水島新会長は「当協会は75年の歴史があり、その間に環境や役割が少しずつ変わ… ...
東京都港湾局は16日、東京港大井埠頭で要緊急対処特定外来生物のヒアリ約600匹が確認されたと発表した。2017年6月の国内初確認以降、確認事例は140事例(16日現在)。環境省による同埠頭での調査で12日、コンテナヤード上でヒアリと疑わしいアリを確認。翌13日、専門家がヒアリと確認した。… 続きはログインしてください。
■ケープサイズ 当週のケープサイズ市況は、週初めは欧州の祝日の影響で静かだったが、日を追うごとに勢いを増していった。太平洋地域では、西豪州―中国航路(C5)で全ての資源会社による継続的な活動が見られ、運賃は週前半のトン当たり10ドル未満から金曜日には11.015ドルまで上昇した。大西洋水域が市況の上昇を主導した。北大西洋における船腹不足の継続と、ブラジル―中国航路(C3)での需要増加が… ...
シンガポール海事港湾庁(MPA)と港湾運営大手のPSAシンガポールは15日、同国トゥアス地区のコンテナターミナル(CT)において、納入作業中だったガントリークレーンが非稼働バースで転倒したと発表した。事故が発生したのは同日午後。けが人はおらず、隣接する港湾荷役機器や施設への損傷も確認されていない。また、現在稼働中のバースにも影響はなく、全ての設備が通常通り稼働しているという。港湾開発工事に… ...
カナダの造船大手デイビー(ケベック州)は、米海洋大手ガルフ・カッパー・アンド・マニュファクチャリング・コーポレーション(テキサス州)の修繕ヤードを買収し、米国で新造船事業に乗り出す。対象となるのは、浮きドック設備を持つガルベストンとポート・アーサー中央ヤードの2カ所。デイビーは米沿岸警備隊(USCG)が計画する「北極警備カッター(ASC)プログラム」の受注を目指しており、今回の買収もその一環。今… ...