日産自動車は内田誠社長が業績悪化の経営責任を取る形で今月末で退任するなど経営陣を刷新する人事を発表しました。後任の社長には商品企画の責任者を務めるイヴァン・エスピノーサ氏が就任する予定で、経営の立て直しや提携戦略の練り直しが課題となります。

業績不振が続く日産自動車の内田誠社長兼最高経営責任者（CEO）が3月末で退任する。後任には商品企画などを担当するチーフ・プランニング・オフィサー（CPLO）で、46歳のイバン・エスピノーサ氏が就く。日産は体制を一新して再建を急ぐが、試練が続きそうだ。

日産自動車は11日、内田誠社長兼最高経営責任者（CEO）の退任を発表した。後任には新車戦略の責任者のイバン・エスピノーサ氏を起用する。内田氏とエスピノーサ氏、木村康取締役会議長が記者会見し、今後の経営体制について説明した。主な一問一答は以下の通り。（1面参照）――エスピノーサ新社長に。経営の改善に臨む意気込みは。エスピノーサ氏「日産にはまだまだ潜在力がある。内田社長とチームが作り上げてきた土

日産自動車は3月11日、内田誠社長が3月末で退任し、現チーフプランニングオフィサーのイヴァン・エスピノーサ氏が4月1日付で新社長に就任すると発表した。内田社長は6月の定時株主総会までは取締役にとどまる。

日産自動車は11日に取締役会を開き、内田誠社長（58）が退任する人事を発表した。後任には、メキシコ出身のイバン・エスピノーサ氏（46）が就任する。■最終赤字800億円の見通し内田社長 「新しい経営体制に移行し、一日も早く再スタートを切ることが会社にとって最善と、私自身も判断しました」 経営改善に取り組む日産自動車は11日、内田社長が今月末をもって退任する人事を発表した。 2019年に就任した内田

オンライン会見をする日産の内田誠社長（左）と次期社長に内定したイバン・エスピノーサ氏（11日）日産自動車は11日、内田誠社長兼最高経営責任者（CEO）の退任を決め、後任に商品企画などを統括するチーフ・プランニング・オフィサーのイバン・エスピノーサ氏を起用すると発表した。同日の記者会見でエスピノーサ氏は「日産にはまだまだ潜在力がある」と意気込みを話した。記者会見に登壇した木村康・取締役会議長を含む主