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日本海事協会(NK)は8日、国際民間航空機関(ICAO)から承認を得ていた「持続可能な航空燃料(SAF)認証スキーム(ClassNK SCS)」が、国内関係機関の体制整備を受け、アジアで初めて運用を開始したと発表した。これまでSAF認証スキームは海外機関が運営するものに限られていたが、今後SAF製造事業者は日本の機関による国内の法令、実情を踏まえた迅速なSAFの認証取得が可能となる。国際航… ...
日本内航コンテナ船協会の井本隆之会長の発言要旨は次の通り。団体設立の動きは年明けから。鈴与海運さんに団体を一緒に設立しようと声掛けし、賛同いただいた。その上で、内航コンテナ輸送を手掛ける事業会社さんに呼び掛け、今回の団体発足となった。発足メンバーの6社はいずれも日本内航海運組合総連合会(内航総連)に加盟している。ただ、内航業界の中で内航コンテナ輸送は極めてニッチな世界。内航総連として… ...
新日本海フェリーは7日、舞鶴(京都府)―小樽(北海道)航路に投入する新造船「けやき」(約1万4300総トン)の就航日を11月14日小樽発舞鶴行きに決定するとともに、同船の詳細情報を紹介する特設サイトを開設したと発表した。新造船「けやき」は京都・歴史がコンセプト。「上品で優雅、そして温かみのある船内デザインを追求した」(同社)という。コース料理を提供するグリルレストラン「大江山」、2層吹き抜… ...
栗林商船が8日発表した2025年4―6月期連結決算は、経常利益が前年同期比24%増の7億2100万円だった。主力の海運事業は、モーダルシフトに伴う底堅い需要や、大宗貨物のほか雑貨、商品車両の堅調な輸送もあり、好調だった。売上高は3%増の131億円。営業利益が5%減の3億5600万円、純利益は7%増の3億4600万円だった。海運事業は、売上高が3%増の123億円、営業利益が3%増の4億… ...
デンマーク海運大手のマースクは7日、2025年通期の利益見通しを上方修正した。EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は従来予想の60億―90億ドル(約8800億―1兆3300億円)から80億―95億ドル、EBIT(利払い・税引き前利益)はゼロ―30億ドルから20億―35億ドルにそれぞれ引き上げた。同日発表した4―6月期業績は主力のオーシャン(海運)事業が減益に転じたが、1―6月期(上期)では… ...
日本通運の7月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比9%減の1万7120トンと3カ月連続で前年同月を下回った。中国など東アジアの国・地域の落ち込みでアジア向けが1割減。欧州向けも落ち込んだ。方面別ではTC1(米州)が微増、TC2(欧州)が2割弱のマイナス、TC3(アジア)が1割減。TC1は6カ月ぶりのプラス。自動車の集積地である米中西部が2割超のプラスとなり全体物量をけん引した。… ...
郵船ロジスティクスの7月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比26%減の8553トンと8カ月連続で前年同月を下回った。アジア向けが3カ月ぶりにマイナスに転じ、全方面が前年を割り込んだ。方面別では、TC1(米州)が10%減の1731トン、TC2(欧州)が54%減の1378トン、TC3(アジア)が17%減の5444トン。TC1は10カ月連続の減少。自動車関連の取り扱い減で米南部が2割減、… ...
乾汽船は8日、2026年3月期通期の連結経常利益が従来予想比5・4倍の6億7800万円となる見通しを発表した。前期比では82%減。足元のドライバルク市況の回復基調を踏まえ、通期のハンディサイズ市況前提を1万390ドルに引き上げたことが主因。為替レート前提も1ドル=147円と従来比2円の円安に変更した。通期の売上高は前期比2%増の324億円、営業利益は76%減の8億7000万円、純利益は88… ...
赤阪鉄工所が8日発表した2025年4―6月期単独決算は、経常利益が前年同期比2倍の1億7000万円となった。部分品の売り上げが堅調に推移したほか、メタノール燃料エンジン開発に関する助成金などを営業外収益に計上したことなどが寄与した。売上高は13%増の19億円。原材料や購入品価格の上昇により、製造総費用が増加したことなどもあり、営業利益は89%減の700万円にとどまった。期間中の内燃機… ...
国際コンテナ戦略港湾政策の担い手となる京浜港の港湾運営会社・横浜川崎国際港湾会社(YKIP)の3代目社長に、オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパン元社長の中井拓志氏が6月26日付で就任した。横浜港・川崎港の競争力強化に向けた課題を聞いた。(聞き手 幡野武彦、森川光樹)■舵を切る必要も ――社長就任に当たっての抱負は。「荷主、船社、港運など横浜港・川崎港に関わる多様… ...
DHLサプライチェーン(SC)は8日、日本国内で水素を燃料とした燃料電池(FC)トラックを使用した実証走行を開始すると発表した。第1弾として富士通の複数オペレーション間での輸送を対象とする。DHLSCとしては、アジア太平洋地域で初めてFCトラックを導入する。実証ではFCトラックの実用性や環境性能を検証する。同プロジェクトは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の一環として… ...
三井海洋開発(MODEC)が7日発表した2025年1―6月期連結決算(国際会計基準IFRS適用)は、税引き前利益が前年同期比8%増の1億9600万ドル(約289億円)だった。FPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し設備)建造プロジェクトが順調に進んだ増収効果や、金融収益の改善が寄与。受注高は、ブラジル沖FPSOプロジェクトの成約により15倍の50億ドルに拡大した。売上収益(売上高に相当)は… ...