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18日のVLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市場は、船主と用船者の様子見の姿勢で終始したようだ。13日のイラン・イスラエルの攻撃の応酬が確認されて以降、基幹航路の中東―中国は2営業日でWS(ワールドスケール)が20ポイント以上アップし、このまま急騰の流れかに見えたが、足元では再び小幅な上昇にとどまる。船腹需給と地政学リスクという異なる要因が同時に顕在化する中、今後の市況動向が注視される。… ...
仏船社CMA―CGMは、アジア―北米東岸航路のサービスCBXで、7月19日から横浜港への寄港を再開する。CMA―CGMのCBXは、米トランプ大統領による関税政策の影響で今春から運航を一時休止してきた。米中両国による関税引き上げの90日間停止などを受けて、再び運航を開始する。CBXはパナマ運河経由の北米東岸サービスで、ローテーションは▽ポートクラン▽ハイフォン▽塩田▽寧波▽上海▽釜山▽横浜▽… ...
国土交通省海事局は19日、第6回船舶産業の変革実現のための検討会を開催した。冒頭、宮武宜史海事局長は中国の建造シェアの増大、米国への日本の造船協力など、造船業を取り巻く現状を概観。「これまで講じてきたGI(グリーンイノベーション)基金、GX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債などを上回る、画期的な支援策をやらなければならない」とし、参加した産官学関係者に日本の造船業の競争力強化、変革に… ...
シンガポール船社のXプレス・フィーダーズは18日、中国海運最大手のCOSCOシッピング・ラインズと、航路ネットワークの拡充や基幹航路とフィーダー間の連携強化、サービス信頼性の向上を目的とした二つの契約を締結したと発表した。両社はパートナーシップ契約の下、アジア、中東、地中海、北欧州、中南米各地におけるフィーダーサービスでの協業の可能性を共同で検討する。また、用船契約では、Xプレス・フィーダーズが… ...
全国内航タンカー海運組合は4日、佐賀県唐津市で国立唐津海上技術短期大学校の学生を対象に、学校訪問とタンカー見学会を2部制で実施した。内航タンカー業界や船員の職業に対する理解を深めてもらい、将来の就職を後押しするのが目的。内タンが13日発表した。4日午前の第1部の学校訪問では、同校の1年生44人と教職員ら計約50人が参加した。内タンが制作した新作のユーチューブ動画の上映に続き、参加した… ...
日本船主協会は、「〝開運〟じゃなくて〝海運〟です。」をキャッチコピーとするPRプロジェクトの2025年度第2弾として、6日から大阪メトロ御堂筋線でつり革広告の掲出を開始した。実施期間は同日から1年間。船協が10日発表した。船協は、海運の重要性や役割の認知度をさらに高め、海事産業全体への関心を広げるため、同キャッチコピーによるPRプロジェクトを22年に始動。昨年度は25年1月を中心に全… ...
【中部】名古屋港管理組合統計センターがまとめた名古屋港の5月の外貿コンテナ取扱個数(概数)は、輸出入合計・空コンテナ込みで前年同月比10%増の22万872TEUだった。輸出は9%増の11万1771TEU、輸入は10%増の10万9101TEU。増加は2カ月連続で、3月から22万TEU台を維持する。日中・アジア近海航路が寄港する鍋田は7%増の9万3563TEU。輸出は11%増の4万7041TE… ...
社会人野球の名門・日本通運が8日、千葉県内で行われた第96回都市対抗野球の南関東大会第1代表決定戦でテイ・エステックを3―0で下し、11年連続50回目となる本大会出場を決めた=写真。試合は、日通のエース冨士隼斗投手が圧巻の投球を披露した。最速150キロ超の直球を武器に、相手打線をわずか1安打に抑える完封劇。2回に木村翔大選手のタイムリーで先制すると、3回と8回にも着実に加点し、盤石の試合運… ...
全国内航タンカー海運組合は17日、通常総会後に宍倉俊人新会長(鶴見サンマリン社長)の会見を開いた。宍倉会長は今年度の重点課題について「総会で承認された2025年度事業計画の内容に沿って、活動を進める」とし、同計画で掲げる最重要課題「コンプライアンス(法令順守)の推進、市況改善への環境づくり」など計6項目を挙げ、これらに注力していく姿勢を示した。同計画で掲げる最重要課題の残り五つは「船員の働… ...
山縣記念財団は、海事交通文化の研究・普及発展に貢献した人の著作・論文や業績を表彰する「2025年山縣勝見賞」の受賞者を決定した。論文賞には、齊藤学氏(海技教育機構)の「作業素質検査および操船シミュレーターを用いた操船者のノンテクニカルスキル向上教育訓練に関する研究」と、伊藤洋平氏(弁護士、戸田総合法律事務所)の「アメリカ法におけるマリタイムリーエンの研究」を選出した。著作賞は該当者なし。… ...
日本旅客船協会は18日、都内で定時総会を開き、事業報告、収支決算案などの議案を承認した。総会後の懇親会で加藤琢二会長(ジャンボフェリー会長、写真)は、2022年4月に発生した知床遊覧船沈没事故に触れ、「安全の確保は当協会の最大かつ最優先の使命だ。会員一同、改めて安全確保の徹底に努める」と誓った。旅客船業界を取り巻く事業環境にも言及。「新型コロナウイルスの打撃から徐々に回復しつつあるが、一方… ...
川崎汽船は19日、ノルウェーの首都オスロで17日に、同社グループが船舶管理を手掛ける新造液化CO2(二酸化炭素)船(LCO2船)「NORTHERN PATHFINDER」の命名式が開催されたと発表した。同船は今夏から、CO2の回収場所から受け入れ基地までの輸送を開始する。川崎汽船は欧州でLCO2船の安全運航と液化CO2の安定輸送の経験を積み、アジア・太平洋地域のCCS(CO2回収・貯留)プロジェ… ...
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