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18日のVLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市場は、船主と用船者の様子見の姿勢で終始したようだ。13日のイラン・イスラエルの攻撃の応酬が確認されて以降、基幹航路の中東―中国は2営業日でWS(ワールドスケール)が20ポイント以上アップし、このまま急騰の流れかに見えたが、足元では再び小幅な上昇にとどまる。船腹需給と地政学リスクという異なる要因が同時に顕在化する中、今後の市況動向が注視される。… ...
日本造船工業会の檜垣幸人会長(今治造船社長)は19日、東京都内で開いた就任後の初会見で、「日本の造船業の建造量世界シェア20%回復」を目標に掲げた。中国、韓国との競争激化で世界シェアが落ち込む一方、「骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)にも、異例に造船支援が記載された」など足元で「造船」が注目を浴びる現状を説明。政府の支援、海事クラスターメンバーとの連携などを踏まえ、「世界マーケットでの日… ...
シンガポール船社のXプレス・フィーダーズは18日、中国海運最大手のCOSCOシッピング・ラインズと、航路ネットワークの拡充や基幹航路とフィーダー間の連携強化、サービス信頼性の向上を目的とした二つの契約を締結したと発表した。両社はパートナーシップ契約の下、アジア、中東、地中海、北欧州、中南米各地におけるフィーダーサービスでの協業の可能性を共同で検討する。また、用船契約では、Xプレス・フィーダーズが… ...
国土交通省海事局は19日、第6回船舶産業の変革実現のための検討会を開催した。冒頭、宮武宜史海事局長は中国の建造シェアの増大、米国への日本の造船協力など、造船業を取り巻く現状を概観。「これまで講じてきたGI(グリーンイノベーション)基金、GX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債などを上回る、画期的な支援策をやらなければならない」とし、参加した産官学関係者に日本の造船業の競争力強化、変革に… ...
全国内航タンカー海運組合は4日、佐賀県唐津市で国立唐津海上技術短期大学校の学生を対象に、学校訪問とタンカー見学会を2部制で実施した。内航タンカー業界や船員の職業に対する理解を深めてもらい、将来の就職を後押しするのが目的。内タンが13日発表した。4日午前の第1部の学校訪問では、同校の1年生44人と教職員ら計約50人が参加した。内タンが制作した新作のユーチューブ動画の上映に続き、参加した… ...
日本船主協会は、「〝開運〟じゃなくて〝海運〟です。」をキャッチコピーとするPRプロジェクトの2025年度第2弾として、6日から大阪メトロ御堂筋線でつり革広告の掲出を開始した。実施期間は同日から1年間。船協が10日発表した。船協は、海運の重要性や役割の認知度をさらに高め、海事産業全体への関心を広げるため、同キャッチコピーによるPRプロジェクトを22年に始動。昨年度は25年1月を中心に全… ...
社会人野球の名門・日本通運が8日、千葉県内で行われた第96回都市対抗野球の南関東大会第1代表決定戦でテイ・エステックを3―0で下し、11年連続50回目となる本大会出場を決めた=写真。試合は、日通のエース冨士隼斗投手が圧巻の投球を披露した。最速150キロ超の直球を武器に、相手打線をわずか1安打に抑える完封劇。2回に木村翔大選手のタイムリーで先制すると、3回と8回にも着実に加点し、盤石の試合運… ...
英国のリスク調査会社アンブリー・アナリティクスは18日、イスラエルとイランの紛争激化を受け、紅海周辺でイスラエル関係船が高い攻撃リスクにさらされているとの警告を発した。さらに今後、米国や英国がイランやイエメンの武装組織フーシ派に対する軍事行動に参加した場合、両国関係船が「航行中に高いリスクに直面する現実的な可能性がある」と指摘している。一部の日本のオペレーター(運航船社)や船主は、イスラエ… ...
仏船社CMA―CGMは、アジア―北米東岸航路のサービスCBXで、7月19日から横浜港への寄港を再開する。CMA―CGMのCBXは、米トランプ大統領による関税政策の影響で今春から運航を一時休止してきた。米中両国による関税引き上げの90日間停止などを受けて、再び運航を開始する。CBXはパナマ運河経由の北米東岸サービスで、ローテーションは▽ポートクラン▽ハイフォン▽塩田▽寧波▽上海▽釜山▽横浜▽… ...
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は19日、グループ会社のNXオーストラリアが同国ニューサウスウェールズ州ケンプス・クリークの大規模工業団地「ザ・ヤーズ」内に新倉庫「NXケンプス・クリーク倉庫」(総面積1万6926平方メートル)を5月12日に開設したと発表した。最新の物流システムを導入し、主にハイテク製品、消費財を取り扱う。環境性能にも優れた設計となっている。将来的に… ...
【中部】名古屋港管理組合統計センターがまとめた名古屋港の5月の外貿コンテナ取扱個数(概数)は、輸出入合計・空コンテナ込みで前年同月比10%増の22万872TEUだった。輸出は9%増の11万1771TEU、輸入は10%増の10万9101TEU。増加は2カ月連続で、3月から22万TEU台を維持する。日中・アジア近海航路が寄港する鍋田は7%増の9万3563TEU。輸出は11%増の4万7041TE… ...
台湾船社のTSラインズの日本総代理店であるティ・エス・ラインズ・ジャパンは18日、日本と中国、タイを結ぶ定期コンテナ航路「JTX」サービスを7月から再開すると発表した。日本の主要港から中国の蛇口・南沙、タイのレムチャバンを直航で結ぶ。寄港ローテーションは、東京▽横浜▽名古屋▽大阪▽神戸▽蛇口▽南沙▽レムチャバン▽香港▽蛇口▽東京―の順。同サービスは、仏CMA―CGMグループのCNCと… ...
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