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日立製作所と東京大学は19日、ビッグデータ分析の高速化に向け、相互に複雑なつながりを持つデータ(グラフ構造データ)の検索速度が大幅に向上する「動的プルーニング技術」を開発したと発表した。今後両者は、製造業のほか、社会保障での診療パターン分析による疾病リスクの予測や、緊急分野での性アクセスの検出などへの同技術の適用を目指すと共に、社会課題の解決に向けた技術革新を推進していく。
R-SUD (再製造単回使用医療機器)については、医療機関の認知度や導入事例が徐々に高まりつつあるものの、歩みが決して早いとは言えない。日本医療機器学会大会ではR-SUDに関する医療現場の動向や普及への課題などをめぐってパネル討論が行われた。その中では、 [1]R-SUDの承認品目数が伸び悩んでいる、 [2]医療機関にとっては経営上の利点がある一方で、手間がかかるなど負担も大きい、 [3]患者にR ...
慶應義塾大学病院メモリーセンターの研究チームは、簡便な血液検査であるHigh Sensitivity Chemiluminescence Enzyme-immunoassay(HISCLR)を用いたアミロイドβ42/40比で、アミロイドPET検査の視覚読影よりも早期にアルツハイマー病(AD)の中心的病理である脳内アミロイドβ(Aβ)沈着を高精度に判別可能であることを示した。この血漿Aβ42/40は ...
13日に「経済財政運営と改革の基本方針2025」(骨太方針)が閣議決定され、人口減少や物価上昇に直面する中、賃上げの実現や持続可能な経済社会の構築などを目指すための基本方針が明記された。社会保障分野でも「医療・介護・障害福祉等の公定価格分野の賃上げ、経営の安定、離職防止、人材確保がしっかり図られるよう、コストカット型からの転換を明確に図る必要がある」と宣言した。
シスメックスは、1980年のドイツ現地法人設立を契機に、欧州各国で事業基盤の強化を進めてきている。ギリシャでは、アライアンスパートナーや現地代理店を通じた製品の販売、カスタマーケアの提供を30年以上にわたり実施している。
理化学研究所や名古屋大学の共同研究グループは、昆虫が持つ異物代謝の仕組みを利用し、その体内で機能性分子ナノカーボンを合成させることに初めて成功した。昆虫内ナノカーボン合成は、分子合成において新たな選択肢を提供し、非天然分子の発見開発、応用につながるものと期待される。6日(日本時間)の科学雑誌「Science]オンライン版に掲載された。
日本メドトロニクスは16日、過活動膀胱および便失禁の治療を目的とした仙骨神経刺激法に使用される非充電式刺激装置「InterStimX(インタースティムX)の販売を開始したと発表した。また、16~22日の「World Continence Week(ワールドコンチネンスウィーク)」 に合わせ、排尿・排便障害に対する社会的理解を深める取り組みを推進する。
スキンケア化粧品分野の研究開発を進める同社は2022年、独自設計の「単層リポソーム」2種を開発している。今回同社は、角層になじみやすいリン脂質で構成される「単層リポソーム」の処方技術を進化させ、肌内部の水分蒸散抑制機能を向上させる「セラミド配合単層リポソーム」の開発に取り組んだ。
島津製作所は9日、走査電子顕微鏡(SEM)「SUPERSCAN SS-2000」3機種を国内で発売を開始した。業務提携を結ぶ、SEMメーカーであるチェコ共和国のTESCAN社との共同ブランド「Shimadzu by ...
日本製薬団体連合会、日本製薬工業協会は新体制となった。薬価制度改革について業界内、政官との議論に終始せず、高額薬の治療アクセスを含めて患者団体と共通理解を形成し、共同提案を行うことも一案ではないか。
日本医療機器産業連合会の総会と臨時理事会が10日、東京・大手町のKKRホテルで開かれ、任期満了に伴う役員改選が行われた。山本章雄会長が再選されたほか、23名の新役員が決まった。。
全国の過疎地をはじめとする地域医療が危機に瀕する中、薬剤師不足も依然として解消されていない。以前から地方を中心に「薬剤師が足りない」との悲痛な訴えが続いてきた。それに対し、国は2024年度から都道府県が策定する第8次医療計画に薬剤師確保策を盛り込むことを決め、24年度診療報酬改定で大学病院等の基幹病院が他院に薬剤師を出向させた場合などに算定できる「薬剤業務向上加算」を新設し、一定の成果を見ることが ...